| 「差別と日本人」 | - 2009/07/07
- 「差別と日本人」野中広務・辛淑玉共著〜を読みました。
差別は何を生むか。昭和という時代と差別。関東大震災における虐殺。阪神淡路大震災と差別。これからの時代と差別。現在に繋がるさまざまな出来事と国会の法制化等の問題など。部落差別と朝鮮人差別のなかで生きてきた二人の対談方式で綴られており、とてもわかりやすかったです。 「憤りの気持ちや悲しい気持ち」から、今後自分がどのように生きていくのかさえも示唆されたような気がしました。 なかでも、新井将敬元衆議院議員が1983年に東京二区から出馬した時、この選挙で対立候補であった石原慎太郎陣営から新井氏の出目を誹謗する黒シールを選挙ポスターに貼られたという事件※については、(選挙ポスターを貼っている今の私の環境からは想像をもつかない程の)衝撃でした。その後衆議院議員に当選された新井氏の自死、そして片やは東京都知事・・・その現実にも恐れおののき・・重苦しい気持ちでいっぱいです。改めて考えさせられました。
※新井氏のポスター3000枚に、真っ黒いシールで「北朝鮮から帰化」と書かれたものを貼ったという、すさまじいまでの差別事件。 | |